韓国語 ハングルの歴史
韓国語はハングルで書き表されます。見慣れない人には暗号のように見えるが、ハングルは科学的かつ合理的に創案された文字であり、仕組みを理解すれば覚えるのはさほど難しくないっものです。
韓国語で使用するハングル文字は、母音字と子音字に分かれており、それぞれ発音するときの口の形や舌の位置を示します。たとえば[k]は、この子音を発音する際に舌の奥のほうが上に持ち上がった形を表しています。
ハングルが創製されたのは、名君として知られる15世紀の李朝代4代の王、セジョン(世宗)の時代といわれています。それ以前の文書は、漢字漢文で書かれていたそうです。しかし、難しい漢字を使えるのはエリートの上層階級だけで、一般庶民が韓国語を書き表せる文字はなかったみたいです。
そこで王は進歩的な学者を集め、みずから韓国語の文字の創造に取り組み、その結果を「フンミンジョンウム(訓民正音)」として制定・公布したのが、ハングルの始まりです。国を富み栄えさせるには、文化・教育の向上が大切と考えたからでした。
これに対し保守的な学者や官僚は、漢字こそ正式な文字という態度を改めず、その後も依然として漢文を使う時代が続いたそうです。しかし韓国語 ハングルは民衆の文字として生き続け、19世紀末から、公文書をはじめあらゆる分野で使用されるようになりました。
韓国語 ハングルとは「大いなる文字」という意味。世宗が訓民正音を公布した10月9日は、大韓民国では「ハングルの日」として国民の祝日となっています。